お届け!田中のリアルLive 第12弾

 

日にち:2020年12月12日

場所:栃木県立矢板東高等学校

演奏:田中正敏  尾方優佳

参加生徒:24 名 教員 1 名

 今回の矢板東高校でのリアル LIVE は第 12 回目、ライブとレッスン合わせて3時間でしたが、あっという間に感じるほど楽しく、充実したものでした。なんと顧問の先生は大学の大先輩、そして矢板 東高校は私の母校でもあり、なんとも胸の熱くなる LIVE となりました。また、この LIVE を開催していただけること、演奏できる歓びを魂で感じました。本当にありがとう ございます。          リポート尾方優佳

 

◎LIVE

以下、演奏曲目です。

1.ルパン三世のテーマ

2. 2 本のクラリネットのためのデュオ A.Stadler 

3.星空フライト など。

 

1 曲目のルパン三世で、生徒は心を掴まれたような雰囲気がありました。毎年演奏会でルパン三世の テーマを演奏するという伝統があり(私が在学中もそうでした)、より引寄せられたのだと思います。 演奏中はみんな穴があくほど私たちを見ていて、私自身もエネルギーをもらいました!ライブ終了後に短い感想を書いてもらったのですが、「田中先生の音にびっくりした」や「息ぴったりで驚愕した、アンサンブルの参考になった」など、様々な発見があったようでした。何か少しでもいい刺激があったのなら、とても嬉しいです。

◎レッスン

レッスンはクラリネットパート 3 名が受講しました。秘密の田中スペシャル教則本を用いてのレッスンです。さすが矢東生、SDGs のことをよく知っていました。 レッスンを見学しながら感じたのは、これがアクティブラーニングか、ということです。私自身、教育学部で学び、その中でも頻繁に出てきた言葉です。意味は生徒が主体的に学ぶ、と言う意味ですが、 まさにそれを体現しているようでした。もちろんみんなクラリネットに興味はあるのですが、その中 で「どういう風に吹いたら、どんなアンブシュアでどんな指の置き方をすれば良いのだろう」と言うような疑問を抱きながら、文字通り田中先生の吹き方をジロジロ見て習得しようとしていました。その分吸収も早く音がどんどん変化していって、みんなびっくり!!毎日思い出して練習してね〜この魔法は 24 時間しかもたないからね.....一人の生徒がソロのコンクールでプーランクのソナタを吹くと言うことで、そのレッスンも行われました。田中先生自身フランスで学んできたこともあり、伝統的なプーランクの吹き方を伝授されていました。みるみる上達していき、やはり理にかなったレッスン、 練習法はとても有益だと感じました。彼にとっても記憶に残るレッスンだったのではないかと思いま す。

●まとめ

このリアル LIVE は子どもたちに元気になってほしい、という思いで毎回開催されています。生徒はマスクはしていましたが、目が生き生きとしてきたり、感想にも「元気が出ました」などと書いてくれたり、その思いが伝わったのではないかなあと思います。 改めて、音楽ができる歓び、音楽で世界をハッピーにできるのではないかと言う希望が湧いてきて、 本当に嬉しくて幸せです。今回も本当にありがとうございました。